僕の天使マリゑんぬ

もうどこへも行かないと約束して 僕を見つめていて

母の身を護りし衣が600円だった話

思いっきり服を処分したくなったので、某中古品屋に依頼して服の引取りと買取査定をしていただきました。ダンボール箱8個に78点もの衣類を詰めての依頼でした。

私のボロ切れのような服の他に、母が若い時に着ていた時代を感じるセットアップやコートも買い取ってもらいました。クローゼットから引っ張り出し箱の中に移す作業をしている横で、古い割に状態の良いたくさんのコートを見て父が「お母さんこれよく着てたなあ」と言っていたので、父と母の青春時代の服たちよ…きっと売れろよ…など思っていたのですが、合計査定額は630円でした。

いや安すぎか~い。
(私の服はほぼ値段がつかないであろうボロ切れなので、クローゼットをいっぱいにしていた母の服たち=630円と考えてもおかしくないはず)

確かにデザインも古いしもうタダ同然のゴミ布もダンボールに詰めるだけでしっかり引き取ってくれるので、ワンコイン貰えるだけ儲けものと思わなければいけないくらいなのですが、両親の思い出が詰まっていることやずっと綺麗にしまわれていたことを考えるとなんだか切なくて、査定承認ボタンも簡単には押すことができません。(これ押したらそのお金で売れちゃう)

もう少し高い値段つくだろうと思ったけどなあ…そのお金でいい財布(自分用)を買うつもりだったのに…。