僕の天使マリゑんぬ

もうどこへも行かないと約束して 僕を見つめていて

ジブリリバイバル上映ありがとう

リバイバル上映で、ジブリ作品で一番好きな「千と千尋の神隠し」と、劇場で観たことなかった「もののけ姫」を観てきました。

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千と千尋の神隠し ポスター

千と千尋の神隠しが素晴らしいところは、全ての要素が入っているところなんですよね。主人公の成長、ファンタジー、ギャグ、友情、シリアス、ちょっとホラー、家族愛、ロマンス、風呂(?)、そして今回気付いたんですが魔法対戦の要素もあるんですよ。老若男女問わず楽しめる作品でしょう。


あと久石譲さんの音楽がスゴイんですよね~~~~~これほんと。「神さま達」がダントツに好きなんですがこの明るい曲(きっともてなされるために湯屋周辺を訪れる神さま達のわくわくしたテンションを表現してるんだと解釈してます)が流れるのは同時に、親が豚になり、ひとり帰れなくなった千尋が最も不安に襲われているシーンでして、そのギャップ、すげ~~~と思いました。大画面の映像美と大音量の音楽で何度も泣きました…映画館、素晴らしい。

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もののけ姫 ポスター

もののけ姫もね~~~これもまた素晴らしかった。アシタカが超イケメンであるとか、サンやヤックルがヒロイン可愛いだとか、タタラ場に永久就職したいとかそんな個々の良さもあるんですが、とにかく話に全く無駄がなく完成されているんですよね~。登場するキャラクターが属する組織全てに守るもの、いのちをかけるものがあり、それが見事に組み合わさっていてでも複雑にならず、まとまっている…まとまっているというか、ただ違和感なく心に落ち着く終わり方をしているんですよね。

ほんでキャッチコピーの「生きろ」なんですが、これはアシタカがサンに言った「生きろ、そなたは美しい」という言葉に代表されがちですが、モロがサンに「お前にはあの男と生きる道もある」って言ってたりもするし、アシタカが「シシ神がわたしに生きろと言ってくれた(うろおぼえ)」って言っていたり、色々なところで「生きる」ことを考えさせる言葉やキャラクターたちのあり方がちりばめられてるんじゃないかな~~~と思いました。ちょっとあやふやですが。

ジブリは言わずもがなですが、映画はやっぱいいものですね。感想書こうとするとと、こう、「あんたちゃんと観てんの?」みたいなことしか出てこなくなってしまうんですけど、観た後の満足感ってなかなか他にないものだし、今年度またたくさん映画を観てもいいかなあ、と思いました。(昨年50本観ようと目標立てて40本弱しか見れなかった)