5億年ぶりに読書をし、「三体ロス」になりました
読み終わりました。色々な場所で言われているよう、やっぱり激ヤバ弩級SFでした。
以下ネタバレしながら感想を書いています。
「三体」・「三体II 黒暗森林」は、そこまで難しい描写がなかったので、楽しみながら最後まで読み終わることができました。
ただ「死神永生」は、宇宙物理の話が難しすぎる！特に下巻の次元がどうやらとか、光速がどうやら、とかはあまり理解できないまま読み進めていました。その辺しっかり理解しようとすると、途中で絶対に眠たくなってしまうので…。最後まで読み切れたことはよかったのですが、理解の甘い部分があることで、読後はぼんやりとした重厚感となってしまいました。宇宙がどうなっていくのか、しっかりわかって読み進めると腹にズンとくるものがあるんだろうなと想像すると、理解力がないのが悔しいですね。
（とにかく宇宙が誕生した時は十次元だったのが、恒星間の攻撃の試合で地球文明が発達するころには三次元になり、地球が攻撃を受けて二次元になり、最後には宇宙が崩壊したってことで…あってる？そして次元が下がるごとに光速も遅くなっていった…ってことで…あってる？全然自分でも何を言ってるかわからん。光速が遅くなるとどうなるかもよくわかってない。）
フィクションとはいえリアリティを感じながら読むことができました。この広い宇宙では、人間の命なんて本当に儚いのかもしれないな…とつい思ってしまいます。（実際儚いか）
未来の世界で宇宙の脅威に晒される人々を見ていると、黒暗森林の前半で「普通の」人生を全うし亡くなっていった中国人のおじさんたちのほうが、よっぽど幸せだったのではないかと読み終わった後にまず思いました。（というか、後半になるにつれじわじわそんな気がしてきていた）
しばらくはこんな大作を読むことはないかと思いますが、本を全く読んでいなかった私が「読書しよう！」と思えるきっかけを「三体」が授けてくれたと思っています。これからも読書するぞ～！
